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レッツドライブ一泊二日!その2「佐野美術館はどうだったか」 [にっき。]

何回かに分けてお送りする爆走500キロ超の一人旅。
今回はこの旅のメインイベントの一つ「佐野美術館」についてです。
結論:目算は厳しく見てそれでもなお現実はつらい。

当初の日程(計画)は以下の通りでした
1日目
自宅→静岡インター→「さわやか」で昼食→駿府城→久能山→お宿
2日目
お宿→佐野美術館→浜松→自宅

計画は計画。予定は未定。
佐野美術館で講話が行われるのが両日とも午後、スケジュールを逆にたどったら講話が聴けるんじゃないか&開館スタートダッシュの可能性があるけど、小さな美術館だから午後はそれほど混んでない「かも」知れないし、土曜日は厳島の奉納演舞があるからそっちに流れる審神者もいるだろう、そしてその配信を見るために午後は早めに引き上げる人も多いだろう。翌日は厳島組が来るかもしれない=さらに人が増える!?
そんな色んな予測をした結果当初のスケジュールを逆にたどることにして、浜松城を出たのが11時過ぎ。
どう考えても休憩コミで2,3時間はかかるよなと覚悟をして車を走らせました。
すでに現地入りしている友人(考えることはみな同じ。何人も知った顔が潜伏してました)に現状を聞いて、目算が甘かったことを知って焦る気持ちを抑えつつ、安全運転!
駐車場は使えないだろうと覚悟をしてたので(実際待機列に使われてました)、案内のあった市営駐車場を目指したのですが…なんと我が愛車のカーナビには表示されない!!どういうこと!!ここにきて!!!
住所で目的地を定めてはみたんですがね。その、カーナビって、目的地を設定すると旗が立つじゃないですか。
その旗の位置がね。道を挟んで駐車場の反対側でね…。旗が立ってるとさ、やっぱりそっち側ばっか見るじゃん。ないじゃん。あれ?間違えたかな?ってぐるっとするじゃん?ないじゃん?あれ?ってなるじゃん。
それであの辺ぐるぐるしましたよ。最終的には携帯のグーグルナビを使いましたよ。なんかちょいちょい使えない子だったりします。うーん、ナビの更新が昨年で終わってるから、その弊害かなあ…。

その駐車場から歩いて数分、佐野美術館はありました。のどかな住宅街の中に緑を蓄えたいい環境です。こんなん近所にあったら年パス買うわー。
そして人!人人人!!どこに流れてどこにつながってるのかわからないレベルで人!!!!!
あとで知りましたが、この日は3000人がこの美術館に来館した模様です。
「今まで最高2000人くらいまでなら美術館に来たことあるし、大勢来てもさばけます!大丈夫!」と、非公式ではありますが今回のイベントを応援されているツイッターアカウントさんがつぶやかれてましたが、それをはるかに上回る大盛況だったようです。
当然美術館の職員さんではさばききれないので外部に応援を頼まれたのですが、運悪くほかのイベントと重なったようで色んな所が出払ってた模様。
最終的に列形成や誘導をしてたのがなんと静岡県警!!ご苦労様でございます、という気分でした。
たぶん、警備をしていながらも「なんでこんなに人が多いんだ?何がそんなに?」と思ってらっしゃる方もいたんじゃないかなあ、と思います。うん、並んでる私もまさかここまでとは思わなかったし、今は刀だけでこれだけの人が集まっちゃうんですよほんとびっくり。
開館したばかりの時間帯はたぶん早く行って待ってた人とかで混乱もあったのでしょう。でも私が到着したころには列形成もきちんとできていて、ざわついてはいたけどそれほどの騒ぎにはなっていなかったです。
翌日はこの日ほどではないにせよ、やっぱりすごい人だったみたいです。
美術館に向かう途中のSAでの休憩で友人に「240分待ち」と聞かされてて、うわあ目算はずしたー!って思ってましたが、スケジュール変更しちゃったので今更変えることはできない。仕方ない、この後の予定はないから夜まで付き合おうと思い覚悟をして並んだのですが。
私が並んだ時に掲げられていたプレートには「300分以上」・・・以上!?また増えてる!!
で、300分以上って……5時間以上ってこと!?!?と、並びながら時間の計算をしてみる。今が2時半だから、5時間後って7時過ぎてる!?
本来ならこの日は駿府城と久能山東照宮を回って早い時間にチェックイン、のんびりと宿で過ごす予定だったんですよ。だからチェックインは「遅めに見積もって」6時。
確実に間に合わないwwwwww
速攻で宿に連絡を入れました。とりあえず10時に変更しときました。これでたいてい何とかなるはず!!
そこから1時間半くらい並んだでしょうかね。
列もだんだんと進んできて、それでも終わりなんて遥か向こうで、待ち時間300分のつらさを実感できてしまいました。だって、1時間半並んだとしても、残り3時間半あるんだよ?
どこまで蛇行しても景色の変わらない列の中にいて、「いったいいつになったら私は美術館に入れるんだろう。もういいや、明日の朝に賭けようかな。東照宮は逃げないし」とか思ってた所に朗報が!

「講話をお聞きになりたいという方は、先に講話をどうぞ!後からでも確実に入館できます!遅くはなりますが!確実にご覧になることができます!」
というアナウンスが!!

もうね!現状打破したかった。もっと具体的に言うとお手洗い行きたかった(気がする)。じっとしてられるのは1時間半が限界でした。講話の後でも入館できるというなら、講話を聴いたあとお手洗いに行ってから見ればいいんじゃない!?ってなった!とにかくこのまま並ぶの限界!!
ただその一心で列を抜けて、講話を聴く列に並びなおしました。反応早かったからか最前列に!!!(並びなおしてから30分は待ちましたが)
講話は素晴らしかったです。面白かった!すごく興味深い話を色々と聞けました!!

・水の話。焼き入れの時に使う水の性質によって全然変わる。酸性やアルカリ性などのPh、水の粒子が細かいかどうか(H2Oは単体で水になってるんじゃなくて、いくつか連結して水の粒子を形成してるそうです)、不純物があるかどうかなど
・鉄の接着剤の話。刀を打つときに伸ばして折りたたんでまた打って、をするんだけど。鉄を溶かすのに火に直接くべるから、どうしても表面が酸化する。酸化してるとくっつきにくいから、それにホウ酸を振りかけて酸化した鉄をくるんじゃって、くっつきやすくする。やりすぎると不純物が多くなるから、量の見極めが大事
・小夜左文字のお話。というか、お小夜を作った左文字さんの話。正宗の弟子なんじゃね?説と正宗の刀を見て独自に研究説の2種類あるらしい。製法は一緒なんだけど、精度が左文字さんのほうが上のが多いらしく、あれ?弟子説だと師匠超えてない?それってまずないよね?自分で勉強しちゃった?ってなっていたそう。
でも、正宗が本気出していいものそろえて打った刀の出来が素晴らしいので、左文字はいいものそろえて打ってるからよかっただけで、正宗も本気出したらすごいから弟子説ありかもとなっているらしい
・刀を買うなら、まずは10万円くらいのを身の丈に合った値段がついているものを買って、毎日眺めるといい。そうしてみる力がついてきたら、だんだんといいものに手を出していく。いきなり飛び越えても偽物つかまされたりするから気を付けて!
・佐野美術館は国宝とかを展示した後に届けで出せばいいけど、これまで刀を展示してきたところはそういう場所ばかりじゃないから事前準備とかいろいろな仕組みが必要になってくる。薬師寺もなーあれ大変だったんだよー
その他いろんなことをお話ししてくださいました。あれで1時間!内容は1時間以上のものだったし、体感的にはもっと短かった!お話上手で場の空気を和ませて面白くしてくださる方でした!

http://togetter.com/li/1047809

何回か行われた講話の内容がこちらにまとまってます。一日3,4回、2日間あったのでいろんな話が出たみたいで、聞いた話聞いていない話色々です。
それにしても、聞いてるお嬢さん方が一斉にメモ帳を取り出した時にはちょっと驚きました。皆さん準備万端!!展示室でも必死にメモを取る方がみえたので、勉強熱心な方が多いなあと思っていました←ほんとに見るだけ・聞くだけの人
この講話が大体1時間、終わって暗くなっている5時半に再び美術館の待機列に並びなおすと、あれだけいた人の列がすっきりとなくなっていて!もう、すぐ!館内に入れるほどに!!
館内入ってすぐに等身大蜻蛉切と貞ちゃん(いるんですよ、貞ちゃんも。私がお目当てにしてないだけで)が。さらに二振の書き下ろしイラストも飾られていました。
列はその前をゆっくりと進むので、写真撮影タイムはばっちりありました☆美しかった。蜻蛉切さん美しかった…!!
その後2階の展示室に上がるまで列は伸びて、いよいよ展示室へ!
壮観でした。時代ごとに刀が並んでいるので、その形や置かれている立ち位置の変遷もよくわかる!!
だから順番に見たかったからなのか、後半のほうは空いているのに最初のほうは列が伸びてる状態!
そしてそれとは別に「特別展示」をしている小夜と愛染を見るための列が展示室内に形成されていました。
順番通り見ようかな、とは思っていたのですが逆にサクッと小夜ちゃんたちを見てから展示を見るかーと思ったので(先に並んで済ませておきたい心境)列の最後尾に。
残念だったのは、小夜と愛染の飾られてる周りだけ刀情報と文字情報が多すぎて把握しきれず、そのうえそこだけ圧縮されたように人が多かったのできっちり読むこともできずで色々と中途半端に終わってしまったこと。
同田貫が並んでいたり、刀紋の説明がされていたりと、じっくり読みたい展示がぎゅっと詰まっていました。もったいなかったなー。
小夜と愛染はかろうじて銘が読めたので「あ、これが小夜ちゃんか!」「こっちが愛染!」と確認して終了。欲を言えばもう少しじっくり見たかった!!ホントに「会って終わった」でした。それぞれの刀の説明とかも書いてあったのに読めなかったのが残念でなりませんが、何せ初日の話なので翌日には何らかの改善がされていただろうと思います。
蜻蛉切りと貞ちゃんはさらにその奥。貞ちゃんの所には別の熱心なお姉さん方がいらしたので、貞ちゃんだーと眺めて終わりました。ちっさいね、貞ちゃん!かわいかった!!
私の本命は蜻蛉切。ええ、じっくりと拝見しました。美しかった。ただひたすら美しかった。
検索すればその姿は画像で出てくるので説明はしませんが(有名だしね)、思ったよりも小さいことと想像以上に薄いことが印象的です。繊細なの、すごく繊細な刃先なの。
梵字の彫ってあるほうが平面で、裏面はそこに向かってカーブしてて、そのつながったところの、要するに「切るところ」がすごく繊細なイメージです。その美しく繊細な輪郭を絶妙なバランスで大笹の葉の形に成しているあれは奇跡といってもいいんじゃないでしょうか。ほんと美しい。
あれはな、蜻蛉が切れてしまうのもわかる。触れたら切れてしまいそうな鋭くも繊細で柔らかなそこを撫でたくなる。切れてもいい。触れたい。
そんな魅力にあふれた姿でした。美しかったー!!
もうね、私はこの時点で大満足でした。蜻蛉切さんが想像以上に繊細で美しかったのでおなかいっぱいで、だからしてほかの展示物は気軽にうろうろと見ていたわけです。
私の刀の見方ははっきり言っていい加減です。気になるかならないかで、好み?とかの話なのかな?良し悪しはわからないからインパクトとイメージで「これいいなー」する感じです。
後、たまに目が離せない刀がいたりしますが、多分私の意識が向いてるかどうかだけなのでそれがいい刀とかなんか憑いてる刀とかいうわけではないと思います。
で、だ。今回の「これいいなー」が堀川国広だったので、私的には山伏国広の兄弟刀!!とテンション爆上がり!!素直そうな刀でした。
ええ、この日は前述のとおり同田貫もあったんですよ。蜻蛉切さんもいるんですよ。で、山伏国広の兄弟刀ですよ。言いたいことがわかってくださった方は私の仲間だと思います。
(山伏国広の兄弟ってことは堀川国広(脇差)や山姥切国広の兄弟でもありますね!)
あとはモフモフした鞘とかもありました。
展示室に入ったのがすでに6時過ぎてたのかな?最終的な閉館は7時半になっていました。まあ、たぶん最後の客(私たち)がこのままほっといたらずるずる居続けるだろうから、それは英断だったと思います。
そして思いがけない幸運は、先ほどまで講話をされてた先生がふらりと展示室にいらしたこと!そして刀について講話の延長戦みたいなのがそこかしこで行われたいたことです。あれはちょっと贅沢だったわー。
貞ちゃんの研ぎが甘い、みたいなことを講話でもおっしゃってましたが、現物を見てもつぶやいておられました。
そのあと常設展示のほうに。少ないけれど、ちゃんと常設展示もあったんですよ!平安時代の仏像とかあったんですよ!!
刀を見るために並んでる列から、ちらりと天部らしき仏像が見えてましてね!そこで別テンションが上がってたわけです!!
宝塔持ってるから多聞天かな?空をつかんでいる左手には、多分「戟」か槍みたいな長物を持っていたんだろうな。
もしかしたら毘沙門天て伝えられてるかもしれない。説明書には「多聞天か毘沙門天」と書かれてました。うん、どっちも一緒だよね?祀り方によって呼び方違うだけよね?
その他にも大日如来と、珍しいところで蔵王権現が。
ふらりと見に行った時に、ほかの方が学芸員さんに説明を受け照らしたのですが…。その学芸員さんが生き生きとされてたのが印象的でした。たぶん専門は刀以外なんだろうなー。下手したら仏像とかが専門なんじゃないかなー。今日一日刀メインで人が集まってきてたから、それ以外の説明とか新鮮で、なおかつ日常に戻った気分になるのかなーとほほえましい気持ちで聞いていました。
館長さんは刀の展示室で、小夜たちもいいけど刀の変遷を楽しんでくださいみたいな誘導をされていました。この方はこの方で刀を愛してらっしゃるんだなあという印象です。
展示物を見終えたころに同じ講話を聴いてらした友人と合流してふらふらと展示物をもう一回見て、蜻蛉切さんにご挨拶をして物販並んで帰ってきました。
物販のポストカードが神経衰弱だったのですが、超イージーモードの蜻蛉さんが目当てだったので間違えようがなかったです。
その他にも館長の書かれた書籍や今回の図録、それから仏像萌えがわいてるタイミングで出会ってしまった仏教関係の展示物の図録(500円とリーズナブル!)、後は今回の展示合わせで作られたらしい蜻蛉があしらわれたヘアゴムを購入しました。このヘアゴム、普段使いしちゃってるので(というか翌日から使ってる)もう一個買ってくればよかったなーと思っている次第です。でも、次行く予定がないのよね。誰か行く人にお願いしようかしら・・・。
美術館を後にした私たちは花丸の話題に花を咲かせながら帰路につきました(これの週末明けが水着回でした)。
花丸以外では大典太は結構ネタにされてるのにソハヤってネタにされてなくね!?そんなにみんなの所にきていないの!?(二人とも来てません)が話題でした。

いやあ、美術館に並び始めてから出るまで約5時間ほどいたのでしょうか。大半が待ち時間でしたが、講話を聞いたタイミングが良かったのか「もういや、きつい」というほどにはならなかったと思います。
あれでな、講話がなくて並びっぱなしだったら私は途中で力尽きてた。
それとやっぱりこのタイミングでないと講話も聴けなかったし、講話は聞いてよかった!な内容だったし、その後の講話ロスタイムみたいなのもタナボタだったし、何よりこれで時間に囚われず朝はゆっくり起きて駿府城に向かえる!という気楽さがいい!!!
結果的にスケジュール変更してよかったと思います。

喉元過ぎれば熱さを忘れる、ともいう!!


2016-12-01 20:00  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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